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『幕末ヒポクラテスたち』5/9公開記念舞台挨拶オフィシャルレポート

丸の内ピカデリーにて、主演を務める佐々木蔵之介さんをはじめ、内藤剛志さん、藤原季節さん、緒方明監督、そしてスペシャルゲストとして、本作の音楽を担当したアコーディオニスト・作曲家のcobaさんが登壇し、本作の公開記念舞台挨拶を実施いたしました。
満員の客席を見渡した佐々木は「公開記念舞台挨拶に来ていただきまして、ありがとうございます。皆様とお会いできることを本当に楽しみにしていました。ゴールデンウィークの本当の最後の午前中から見ていただきまして、嬉しいです」と笑顔を見せると、内藤は「僕たちは監督の『ヨーイ、スタート』という掛け声とともに芝居をして『カット』となって、それを何度も何度も繰り返して映画を撮っていくんですけれども、やはりこうやって皆さんに見ていただいた時が本当の完成だと思っております」と呼び掛け、感謝を口にする。

緒方監督も「6、7年前、下北沢の飲み屋で「俺の遺作は『幕末のヒポクラテスたち』や』と言っていたのが大森一樹さんでした。その後、大森さんは病気になって、向こう側に行ってしまった。でも、時々撮影中も私の夢の中に出てきて、『緒方、蔵之介の芝居、あれでええんか』とか、『内藤は相変わらずうるさいやろ、あいつは』みたいなことを言っていて。今日もこの辺に来ていると思うんですけれども、やっと完成いたしました。皆さんの拍手と笑顔が何よりの喜びだと大森さんも言っております」と映画公開に感無量な表情を浮かべていた。

本作との出会いについて、佐々木は「『大森さんのこういう遺志を持った映画があるんです。一度終わりかけたんですけど、でも何とか実現したい』という風にお声掛けいただいて」と振り返り、「それはすごくありがたいけど、少しプレッシャーもありました。でもそれ以上に、(この作品が)京都の撮影所で、普段話している自分自身の京都の言葉を使ってお芝居ができること、しかもお世話になった京都の撮影所でもあるので『ぜひさせてください』とお返事しました」と幸せそうに語っていた。

内藤と本作の出会いもドラマチックだ。内藤は「45年前に『ヒポクラテスたち』という大森監督の映画に出ているんです」と切り出すと「僕がまだ25歳の時だったんですけど、さっきちょっと本当に気づいたんですけど、ここ(会場)マリオンですよね。ここって昔、朝日新聞の本社があったんです。僕、そこでアルバイトをしていたんです。そこに大森一樹監督から直接電話があって、僕が取ったんです。それで『内藤、映画撮るで。京都来いや』って。まさにこの場所なんですよ」と運命的な出来事を明かす。

今回、東映京都撮影所での撮影が初となった藤原も強い思いを抱いてのクランクインだった。藤原は「何のご縁か自分を新左役に選んでいただいて、こうやって貴重な経験をさせていただきました。大森監督にお会いしたことはないんです。でも勝手ながら、大森監督は映画館というものをすごく大切に考えていた人なんじゃないかなと想像していまして。こうやって世の中が変わっていっても、映画館というものを大切に守っていきたいなと、今勝手に思っています」と熱い思いを語る。

さらに過酷だった京都での撮影に話が進むと、佐々木は「めちゃくちゃ京都は寒くて、セットも寒いんですよ。季節さんは刺青のメイクに3時間ぐらいかかっていて。その間ずっと裸なわけです。『寒いか?』と聞くと、『寒いです』って。そんななか、手術するシーンが出てくると思いますが、現代の手術だと上から明かりをつけるじゃないですか。でも映画ではろうそくをたくさんつけていたんですね。するとポタポタと彼の身体にろうそくの蝋が落ちるんですよ。すると『熱っ!熱っ!』ってなるんです。一方でめちゃくちゃ冷えるので『寒い』って。こちらは『どっちやねんお前、寒いんか熱いんか』ってなって、それがおかしくてたまらなかった」と振り返る。その佐々木の発言にも藤原は「とても緊迫したシーンでしたが、すごく楽しかった。僕は京都の撮影所で映画を撮るのが夢だったので」と笑顔を見せていた。

藤原は、撮影の1年ほど前に東映京都撮影所の見学ツアーに参加していたことを明かすと「そのとき、俳優会館に行って『ここが、高倉健さんが使っていたトレーニングルームです』みたいな説明を聞いて『おおー』となって。もうそこに手を合わせて『どうかこの東映の京都の撮影所で撮影させてください』とお祈りしたら、この映画の話が来たんです」と運命的な出来事を明かす。

それを聞いた内藤は「それは素晴らしいね」と驚くと「僕も20代から東映の撮影所には通っていました。完全に東映育ちと言っていいと思います。京都の東映撮影所って『東京でどれだけ売れているか知らないけど、こっちでは知らんで』というところなんですよ。だから京都で認められないとやっぱりダメだっていうルールがどこかにあったんですね。そこで育ててもらったことが本当に嬉しいです。でも僕より年上の方がですね、里見浩太朗さんや北大路欣也さんがいらっしゃいました。本当に人を育てるということ意味でも大切な場所でした」と日本映画にとって大切な場所であることを強調していた。

イベント中盤、スペシャルゲストとして、本作の音楽を担当したアコーディオニスト・作曲家のcobaが参加。cobaは「素晴らしい映画の音楽を担当させていただいて、本当にありがとうございます」と感謝を述べると「予算、時間、そして監督のおっしゃる高い要求と戦う日々ではございましたが、『蘭方医のテーマ』に辿り着いた時に『よし、勝った』と思いました。監督からは『パリの裏通りが見えるような音楽を作ってくれ』と、非常に高いハードルでございましたけど、頑張りました」 と笑顔を見せ、本作のメインテーマもアレンジしながらアストル・ピアソラ作曲の「リベルタンゴ」(Libertango)の一部をアコーディオンにて生演奏を披露し会場は大拍手!

美しいメロディに酔いしれた緒方監督は「大森さんが大好きだった映画で、60年代、70年代のフランス映画っていうのがありまして。まあ、蔵さんでずっとやっていくうちに『ジャン=ポール・ベルモンドじゃないか、この人は』って思うようになりました」と音楽の意図を明かすと、佐々木は「一観客として聞いていました。パリの裏通りっていう香りがぐわっときて、涙が出そうになるぐらいありがたかったです」と感激していた。

イベント終盤、大ヒットを願い、登壇者全員そして観客も一緒に盛大な掛け声とともに鏡開きを行うと、大森監督の思いを受け継いだ監督、キャストたちが熱い思いを吐露する。緒方監督は「大森さんが40年以上前に撮った『ヒポクラテスたち』というのは、とても幸福な映画でして、もう亡くなられた方もいっぱいいらっしゃるんですけれども、この映画が本当にぜひ幸福な映画になるよう、大森さんからバトンを受け継いで、素敵な仲間たちと一緒に作りましたので、皆様一つ、これからもよろしくお願いいたします」と思いを伝える。

藤原は、初日に映画館で本作を鑑賞したそうで、「今、映画館は飲み物を持ち込む、持ち込まない論争みたいなのがSNS上であり、その是非はともかくとして、そういった他者に対する厳しい目線だったり、便利さを追求した結果みたいなものが、映画館を少し通いづらい場所にさせてしまったのかなと僕は思って、とても寂しかったんです」と胸の内を明かすと「でも、その寂しさを乗り越えてこの映画館の座席に座って、室井滋さんのナレーションが流れ、cobaさんの音楽が流れた瞬間に、俺は『幕末ヒポクラテスたち』を観に来てよかったと本当に思ったし、すごく楽しかったです。だから、この映画はぜひ映画館へ観に来ていただきたいです」と熱烈アピール。

内藤も「先ほど皆様、この映画のエンドマークをご覧になったと思いますけれども、冒頭で申し上げました通り、僕たちの仕事は一つここで終わるんですね。ですが皆様、ここからそれぞれの、少し言い方はあれですけれども、僕たちは球根であったり、種のようなものをお渡ししているような気分なんです。皆さんがそれぞれ違う花を咲かせていただければすごく嬉しく思います」と思いを観客に託す。そして最後に佐々木は「映画って、企画が出てもそう通らない。そして、やるとなっても途中で終わってしまったり、実現しなかったりします。直前、1週間前になって『え、なくなったの?』となることも。あとは完成したけれど公開できない作品があったり。いろいろある中で、昨日が初日で、今日このように皆様とお会いできることは本当に奇跡だと思っています。劇中に『人生は短し、術の道は長し』とあります。大森監督の遺志を継いで、緒方監督、そして先輩方、僕たち、そして後輩の皆が、この映画を繋いで引き継いで、次に渡そうということが何とかできたかな、監督に喜んでいただけるかなと思っています」と胸を張っていた。

『幕末ヒポクラテスたち』4/25京都凱旋・特別舞台挨拶&「京都の映画文化」トークイベント オフィシャルレポート

主演の佐々木蔵之介さんが本作のロケ地である京都に凱旋!東映京都撮影所にて舞台挨拶、さらに太秦映画村にて、リニューアル後、初となる映画公開記念のトークイベントを実施いたしました!

東映京都撮影所や太秦映画村はじめとする京都オールロケにて撮影された本作。舞台挨拶では京都出身の佐々木蔵之介さん、そして緒方監督、森重晃プロデューサーが撮影時の貴重なエピソードを披露。
また、太秦映画村では、西脇隆俊・京都府知事と松井孝治・京都市長も加わり、「京都の映画文化」というテーマで、風情ある橋のたもとで賑やかにトークイベントを繰り広げました。

多くの映画ファンに愛された故・大森一樹監督が遺した最後の映画企画で、幕末の京都で貧富の差なく命と向き合った実在の蘭方医たちの精神を描く、爽快な医療時代劇『幕末ヒポクラテスたち』。
太秦を含む京都オールロケで撮影が行われ、『ヒポクラテスたち』の医学生の〝元祖たち〟が現代医学の夜明け前に躍動する情熱を、主演の佐々木蔵之介さんをはじめとする豪華俳優陣が瑞々しく活写。大森監督の母校・京都府立医科大学の全面協力のもと、かつての助監督・緒方明監督が遺志を継ぎ、時代劇の伝統と現代の感性を融合させた、まさに「京都の魂」が宿る一作となっています。

東映京都撮影所での舞台挨拶では、佐々木さんが「緊張します。食堂の上にこんな試写室があったことを初めて知りました(笑)」、森重プロデューサーが「大森監督とは1978年からの付き合い。やっと完成できて感慨深いものがあります」、緒方監督が「撮影したのが1年半前。ドキドキしながら撮影所にやってきて。ドキドキしながら蔵さんと会って。撮影したのがつい昨日のことのようです。ここまで来られて感慨深いです」と、それぞれ感無量の面持ちで挨拶。

本作について森重プロデューサーは「2022年に大森一樹監督が作るはずだったけど、コロナになって企画が止まった。その間に大森監督が亡くなられてしまった。お別れの会で、もう1回動いてみようかという話になって、3年かけて作りました」と経緯を話すと、遺志を継ぐかたちになった緒方監督は「大げさではなく運命みたいなものを感じました。これはやらなきゃいけないという気持ちで撮影に臨みました」と振り返りました。

それを受けて佐々木さんは、「大森さんが撮ろうとしていた作品のバトンを私に、とおっしゃっていただいた」とオファーを受けた時のことを振り返り、「大森さんが愛されていた京都が舞台で、僕も普段話している京都弁で演じられる。こんなご縁はないと思って、怖いですが「はい」とお返事させていただきました」と、振り返りました。続けて、「時代劇も医者の役もいくつかさせていただいた経験はありますが、こういう役を演じさせていただくのは初めてでした。とても毎日が新鮮で、愉快で挑戦させてもらってると日々感じていました」と撮影を楽しんでいたよう。

東映太秦撮影所での撮影について緒方監督は、「40何年前に映画界に入った時から「京都は怖いぞ」と。幸か不幸か京都の仕事は一度もなかったので、憧れと恐れの両方があった。大森さんの導きで、還暦を過ぎて初めて撮影所の門をくぐった時に、映画を始めた頃のようなワクワク感を覚えました。昭和のような建物も素敵だし、食堂でランチを食べるのも新鮮で懐かしかった」と、撮影所ならではの空気に刺激を受けながら撮影していたよう。

そのようにして出来上がった作品について森重プロデューサーは「大森監督に「おもろなったやろ」と言いたいですね。実は、大森監督の息子さんと娘さん、娘さんの孫も出演してるので、自分の作品に知り合いをよく出演させていた大森一樹も喜んでるんじゃないかと思います」と笑顔でコメント。

2024年の年末、寒い時期の京丹後で撮影していた本作。佐々木さんは「京丹後は京都市内と気候が違いますから」と笑顔で言い、「雪かきから撮影が始まった日もありました。僕らはわらじなので、「なんで昔の人はわらじなん?ほんまに素足なん?」と衣装さんに言いながら(笑)。これが時代劇だなと思いながら撮影してました」と撮影を振り返ったかと思うと、「初日から水に入った」ことを明かし、緒方監督は「初日から苦行を強いましたね(笑)」と懺悔のコメント。

最後に、緒方監督が「大森さんが僕の夢に出てきてちょっかいをかけてくるんですが(笑)。それは置いといて(笑)。佐々木蔵之介さんという非常にクレバーなパートナーに恵まれまして、楽しい映画ができたと思います」と自信を覗かせ、佐々木さんが「俳優としてここに来ると、京都出身でも京都怖いぞと(笑)。大森監督の遺志を継いで、緒方監督が撮られて、映画というバトンを皆で渡しあって、この作品ができたように感じています。もっと皆さんに時代劇を観ていただきたいと思うと同時に、この映画が皆さんに愛される作品になればと思っています」と作品をPRし、舞台挨拶は終了しました。

そして、場所を移して太秦映画村で行われたトークイベントでは、佐々木さんが「普段は、撮影所の方から入ってますが、今日は正門から入ったので立派になったなぁ、と思いました。5月8日に公開する『幕末ヒポクラテスたち』はこの撮影所で撮影しました」と、映画村の印象を語りながら挨拶。緒方監督は、「素敵な京都の方々と素敵な映画を撮れたと思います」と挨拶。

ここで、西脇隆俊京都府知事と松井孝治京都市長も登場。西脇知事は「大森一樹監督の遺志を緒方監督が継いで映画を完成させていただきました。心からお喜びを申し上げます。この映画を観て、私は3年前の新型コロナ感染症と戦った日々を思い出しました。全編京都ロケで撮影していただき、心から感謝申し上げます」、松井市長は「私は京都の中京の出身で、知事は下京の出身、佐々木さんは上京出身ということで、街中トリオが揃っております。京都を舞台に、人の命を考えさせられる素晴らしい作品を作っていただいてありがとうございます」と、京都での撮影への感謝の思いを述べながら挨拶。

京都での撮影について緒方監督は「原作の設定は京都ではないですが、京都でやれるよね?と。我々映画人にとって京都は憧れとともに恐れ多き街。京都のスタッフは怖いんじゃないかと思っていましたが、非常に居心地が良く。京都におんぶにだっこで、京都だから撮れた作品だと思います」と、京都のスタッフに大いに助けられたよう。

佐々木さんは「この場に立っていることが感慨深い。子どもの頃に遊びに来ていた映画村でご挨拶させていただくのは初めて。京都で育って、学生の頃は東映の撮影所のスタッフさんの自主映画に参加していただいた。この作品は、京都を舞台に僕が普段使ってる京都弁で撮影しました。高速道路ができてすごく便利になった京丹後でも撮影しましたが、京都は寺社仏閣があって時代劇が撮りやすいと改めて感じました。僕は今、最高潮に幸せな瞬間です」と、京都で撮影した作品を馴染みのある場所でPRしている喜びを爆発させていました。

京都弁の台詞について佐々木さんは「標準語で話す時は、若干翻訳ものになるというか(笑)。京都弁だと感情が出るので楽しかったです」と、京都弁での撮影を振り返りました。

「京都の映画文化」の今後の発展について西脇知事は、「太秦を中心に、京都は映画発祥の地ですが、時代劇の職人さんは後継者不足です。時代劇の匠の技を国の無形文化財に時代劇の製作技術として登録できないかという取り組みを始めています。なかなか大変なんですが、監督と佐々木蔵之介さんのお力も借りてぜひ実現したいと思っております」と、映画発祥の地・京都ならではの取り組みを語りました。

そして、松井市長も「映画はたくさんの人が関わって出来上がっていることを、京都の子どもたちにもっと知ってもらいたいと思っています。「京都学藝衆構想」という取り組みで、映画の裏方さんの仕事も含めて映画は作られてることを多くの京都市民に知ってもらいたい、若い人たちに映画作りに関わってもらいたいと思っています」と、今後の展望を語りました。

さらに西脇知事は「ここ映画村では、小学生に映画作りを体験してもらうコーナーがありまして、去年そこに私が飛び入りしまして、小学生と映画作りに挑戦しました。鞍馬天狗の完全扮装で、2時間半くらいかけて作りました。映画製作には多くの人が関わっていて、時代劇になるとさらに多くの人が関わっていることを学びました。そういうことを、できるだけ若い世代に伝えていきたいと思っています」と、実際の体験を踏まえてコメント。

時代劇について佐々木さんは「所作を学ぶ必要はありますが、丁寧に教えてくださるので、ある意味、時代劇はそこさえきちんとやればものすごく自由に芝居ができる。現代劇より自由なんです」と魅力を語ると、緒方監督も「不自由だからこそ自由なんです」と同意し、佐々木さんは「ちょんまげ乗せれば何やってもいい(笑)」と、わかりやすく表現。

最後に佐々木さんが「この作品を撮った後、幸せなことにずっと時代劇が続いてます。地元・京都で時代劇の撮影させていただけてとても嬉しいです。この映画は緒形監督が遺志を継いで、映画村も新しくなって未来へ向かっています。僕たちは映画を次に繋げていくバトンを担わせていただいたと撮影中も感じていました。今日、映画村に来ていただいたお客さんは時代劇に興味があるから来ていただいたと思うので、ぜひこれからも京都で作る時代劇を応援していただければ嬉しいです」と、京都と時代劇の魅力をお客さんに語りかけ、イベントは終了しました。

*ご参考*
【太秦映画村について】
本作の撮影の際、協力を頂いた東映京都撮影所/東映太秦映画村は、昨年50周年を迎え、今年3月28日に第1期リニューアルオープンを迎えました。これを機に『東映太秦映画村(英語表記:TOEI KYOTO STUDIO PARK)』という名称を『太秦映画村(英語表記:UZUMASA KYOTO VILLAGE)』へ変更。「江戸時代の京へ、迷い込む」を新たなコンセプトに掲げ、20代・30代を中心とした大人の来場者も楽しめる「大人の没入体験パーク」として生まれ変わりました。 太秦映画村:https://eigamura.com/

『幕末ヒポクラテスたち』公開記念舞台挨拶 実施決定!!

『幕末ヒポクラテスたち』の公開を記念して5月9日(土)に公開記念舞台挨拶の実施が決定いたしました!
主演の佐々木蔵之介さん、そして、内藤剛志さん、藤原季節さん、緒方明監督が登壇する舞台挨拶付き上映です。ぜひこの機会にご鑑賞ください!
このたび、本作の音楽を担当したcobaさんの特別登壇が決定いたしました!

★5月9日(土)
【会場】 丸の内ピカデリー1(東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン9F)
【時間】 10:00の回(上映後舞台挨拶)
【登壇者】 佐々木蔵之介、内藤剛志、藤原季節、緒方明監督、【特別登壇】coba(アコーディオニスト・作曲家)
※登壇者は予定なく変更となる場合があります。ご了承ください。

<チケット購入方法>
劇場にて販売いたします。発売日時は下記をご確認ください。
○WEB:4月24日(金)22時~
○窓口:4月25日(土)劇場オープン時より販売(残席がある場合のみ)
【丸の内ピカデリー ホームページ】 https://www.smt-cinema.com/site/marunouchi/index.html

<料金>
特別興行 2,100円
※ムビチケ・各種割引・招待券・株主券はご使用頂けません。

チケット購入に関するお問合わせは劇場までお願い致します。
丸の内ピカデリー電話番号:050-6875-0075

≪チケットに関する注意事項≫
※特別興行の為、各種割引、ムビチケカード他、前売鑑賞券・各種招待券・株主券は、ご使用いただけません。
※チケット購入後の変更・払い戻しはいたしかねます。予めご了承ください。
※チケットご購入に際しては下記、注意事項をご確認の上ご購入ください。

<注意事項>
※2歳以下入場不可、3歳以上はチケットのご購入が必要となります。
※本イベントは、天候やその他本イベント事務局の判断により、舞台挨拶の開催中止や、登壇者・スケジュール等の内容が予告なく変更になる場合がございます。その場合も、交通費や宿泊費等の補償はいたしません。また、映画上映が行われる場合はチケットの変更や払い戻しもできませんので、予めご了承ください。
不正転売禁止法違反に該当しますので、転売目的でのご購入は、固くお断りいたします。
※全席指定席となります。チケットをお持ちでない方はご覧になれません。
※上映開始時刻までに必ずご入場ください。
※原則として、舞台挨拶中の途中入場はお断りいたします。
※車いすでのご鑑賞をご希望のお客様は、チケットご購入後劇場までご連絡ください。チケット完売後のご購入はできませんのであらかじめご了承ください。車いすをご利用のお客様は車いすスペースでのご鑑賞となります。車いすスペースには限りがありますので、ご利用人数によっては所定のスペース以外でご鑑賞いただく場合がございます。また、イベントの内容やマスコミ取材により、所定のスペースからご移動いただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
※運営の都合により、会場への入退場、トイレのご利用を制限させていただく場合がございます。
※お荷物のお預かりはできません。
※場内でのカメラ(携帯電話含む)・ビデオによる撮影、録音等は固くお断りいたします。当日は荷物検査を行わせていただく場合がございます。
※会場内ではマスコミ各社の取材による撮影、弊社の記録撮影が行われ、テレビ・雑誌・ホームページ・公式SNSアカウント等にて、放映・掲載される場合がございます。また、本イベントの模様が後日販売されるDVD商品等に収録される場合がございます。イベント後には、会場周辺にて作品に関する感想を取材・撮影させていただく場合がございます。撮影した写真および映像等の一部は編集され、テレビ・ホームページ・公式SNSアカウント等で放映・掲載される場合がございます。なお、これらのお客様の肖像の使用については、本イベントにご入場されたことにより、ご同意いただけたものとさせていただきます。予めご了承ください。

<バリアフリー上映のご案内>

音声ガイド付き上映 2026年5月8日(金)から対応予定
字幕ガイド付き上映 2026年5月8日(金)から対応予定

・本作品は『UDCast』方式に対応した視覚障害者用音声ガイド、聴覚障害者用日本語字幕が付いています。すべての上映劇場でどちらの方式でも使用可能です。
・視覚障害者用音声ガイドはスマートフォン等の携帯端末、聴覚障害者用日本語字幕は字幕表示用のメガネ機器が必要です。
・『UDCast』の詳しい説明はこちらをご確認ください。

『幕末ヒポクラテスたち』4月5日(日)完成披露舞台挨拶 オフィシャル・レポート

新宿ピカデリーにて、佐々木蔵之介さん(大倉太吉役)、内藤剛志さん(荒川玄斎役)、藤原季節さん(相良新左役)、藤野涼子さん(相良峰役)が登壇し、本作の完成披露舞台挨拶を実施いたしました!

医大を舞台にした青春群像劇『ヒポクラテスたち』(1980)の監督・大森一樹の遺志を継いだ、映画『幕末ヒポクラテスたち』がついに完成!4月5日(日)新宿ピカデリーにて完成披露舞台挨拶が実施され、主演の佐々木蔵之介、共演の内藤剛志、藤原季節、藤野涼子が登壇した。

移りゆく時の流れに取り残されていく人情味あふれる医者とその妻を描いた、1960年公開の『ふんどし医者』が原案。2022年に他界した大森監督の最後の映画企画で、かつて大森監督の助監督を務めていた緒方明監督がメガフォンを取った。

市井の人々を救う蘭方医・大倉太吉役の佐々木は「一昨年の冬に撮ったものが、今日初めて皆さんに観ていただいています。だから本当にドキドキしています。こうして大勢の方に笑顔で迎えていただきまして嬉しく思います」と緊張の面持ちで挨拶。漢方医・荒川玄斎役の内藤はそんな佐々木の気持ちを和らげようと、観客に向けて「まずお伺いしたいんですけど…面白かったですか!?」と問いかけると拍手喝采で「おおお!面白かったんですね!嬉しい」と喜色満面だった。

本作のオファーについて佐々木は「京都出身の僕に京都を舞台にした京都弁の作品のオファーをいただいた。こんなご縁はないと思い、ぜひ務めさせていただきますとお受けしました」と快諾したという。太吉に命を救われる相良新左役の藤原は「新左という役が面白過ぎて、俳優だったら喉から手が出るほどやりたい役。断る理由はありませんでした」と確信。新左の妹・峰役の藤野は『ヒポクラテスたち』に感動したといい「医療に携わる人たちへの思いが伝わってきて、自分もその作品の系譜となる本作に出たいと思いました」と心境を述べた。

そんな『ヒポクラテスたち』に出演していた内藤は、生前の大森監督から『ヒポクラテスたち』のその後に当たる続編的作品の構想を聞いていたという。「今回の作品は“エピソード0”かもしれないけれど、“何があっても人を助ける”という医者の意味においては同じ。大森監督の遺志を継ぐ形で緒方監督が作り上げた」などと真面目に述べるも「あれ?面白くない!?…蔵之介が主演だったので。大好きな奴だから出演を決めました!」などとユーモア交じりに説明していた。

撮影は2024年の年末に主に東映京都撮影所で敢行。佐々木は「大森監督が愛した京都で全員の力を結集させて作った映画です。大森さんから“ようやったな”と言ってもらえるのではないか。全員が懸命にやったからこその熱量やおかしみがこの映画にはある」と手応えを口にすると、内藤も「大森さんがやりたかったことや緒方監督がやりたかったことは出来た気がする。この人(佐々木)は京都出身で僕は大阪出身なので面白くないといけない!これは大事な事」と熱弁。藤野は「すごく面白かったです!役者の皆さんの表情を見てワクワクしました」と完成に自信を覗かせて、藤原は「僕はこの映画が好きで、完成した作品を観て“映画だな”と感じました。緒方監督が現場で観ていた景色を知れた気がした」と感激していた。

ハイテンションの内藤に藤原は「内藤さんが現場に現れると京都のエキストラさんたちが大拍手で迎える。そんな俳優さん初めて見ました」とサービス精神旺盛なベテランにリスペクトしきりで、内藤は「芝居をやるのは当たり前なんだから、楽しくやる事が大事!だから俺はうるさい」とその理由を説明。現場での内藤の明るい立ち振る舞いについて佐々木は「衣装さんが“内藤さんまた下で喋ってはるわ。早く着替えて欲しいのに”と言っていた」と明かすと、内藤は「声は聞こえるのになかなか来ない!」と大爆笑だった。

時代が変わろうとしている幕末を舞台に描かれた物語にちなんで、「時代の違い」を感じた世代ギャップエピソードを発表。藤野はプッシュホンならではの電話機能「短縮ダイヤル」、藤原はコロナ禍を機に数が減ったという「撮影後のごはん」、内藤は「テレビの砂嵐、ペンパル(ペンフレンド)、赤チン」を挙げた。

一方、佐々木は「台本。紙か、データか」と発表。内藤が「俺はデータで台本が送られてきたら読む気がしない。すぐに捨てる」とアナログ派を自称する横で、当の佐々木は「実は僕、データ派なんです」と告白した。佐々木の最先端一人抜け状態に内藤は「何!?腹立つわ~!なんやねん!もう絶交じゃ!」と嫉妬交じりに話すと会場も大爆笑。

最後に内藤は「45年前に大森監督が『ヒポクラテスたち』を撮られ、その遺志を継いで緒形監督が本作を撮られました。この2人に共通するのは、“一番大事なことは大きな声では言わない”という事。説明的じゃないところにこそ、この映画の一番言いたいところがあります」と解説。主演の佐々木は「劇中に“人生は短し、術は長し”という言葉があります。大森監督の遺志というバトンを次世代が受け取り、繋げていく事が出来たと思います。『幕末ヒポクラテスたち』をより多くの方に次のバトンとして渡すことが出来れば」と大ヒットを祈願していた。

映画『幕末ヒポクラテスたち』ムビチケ前売券(オンライン)が当たる!
SNSフォロー&リポスト(RP)キャンペーン

映画『幕末ヒポクラテスたち』の公開を記念し、抽選でペア5組10名様に、
全国の上映劇場で使える「ムビチケ前売券(オンライン)」をプレゼント!
応募期間中、『幕末ヒポクラテスたち』公式X(旧Twitter)をフォロー&リポスト(RP)するだけでご参加いただけます。
ぜひ奮ってご参加ください!

【応募期間】
2026年4月6日(月)12:00~4月15日(水)18:00

【プレゼント内容】
映画『幕末ヒポクラテスたち』ムビチケ前売券(オンライン)
5組10名様
ムビチケ前売券(オンライン)は全国の映画館で利用できる、ネットで座席指定可能なデジタル映画鑑賞券です。

【応募方法】
1. 映画『幕末ヒポクラテスたち』公式X (@bakuhippo_movie)をフォロー
2. 指定のムビチケプレゼント投稿をリポスト(RP)

【応募資格】
・日本国内在住の方
・Xのアカウントをお持ちで、アカウントが「公開」設定になっている方
・応募条件をすべて満たしている方

【当選発表および賞品送付について】
・応募締切後、応募条件を満たしている方の中から、厳正なる抽選を行い当選者を決定いたします。
・当選された方にのみ、『幕末ヒポクラテスたち』映画公式Xより、DM(ダイレクトメッセージ)にてご連絡いたします。
・当選者1名様につき、2枚分のムビチケ前売券(オンライン)のプレゼントとなります。
・当選通知は4月末頃を予定しております。
・DMを受信できる設定になっていない場合、当選のご連絡ができませんので、応募前に必ず設定をご確認ください。
・DMをお送りした後、1週間以内に必要事項のご返信がない場合、当選が無効になりますのでご注意ください。
・同一の方が複数アカウントで重複当選した場合、1件のみを有効とし、それ以外は無効となります。
・映画公式アカウントのフォローを解除した場合や、SNSアカウントを非公開設定にされている場合は、抽選対象外とさせていただきます。
・上映劇場、上映期間などはHP劇場情報よりご確認下さいませ。
https://gaga.ne.jp/bakuhippo_movie/theater/
・ムビチケ前売券のご利用方法については、ムビチケ公式サイトをご参照ください。 https://support.moviewalker.jp/hc/ja/categories/4580644212766

【注意事項】
・応募はおひとり様につき1回までとなります。
・抽選結果や当落理由に関するお問い合わせにはお答えできません。
・ご応募後の内容変更は承れませんので予めご了承ください。
・当選通知および賞品の再発行・再送付はできませんので予めご了承ください。
・当選券の転売・譲渡、または転売・譲渡を目的とした応募は禁止です。違反が判明した場合は当選を無効とします。
・本キャンペーンの内容・期間・賞品は、やむを得ない事情により予告なく変更または中止する場合があります。本キャンペーンの中止または変更により生じた損害について、当社は一切の責任を負いません。

『幕末ヒポクラテスたち』完成披露上映会 実施決定!!

『幕末ヒポクラテスたち』の完成を記念して4/5(日)に完成披露上映会の実施が決定いたしました!
主演の佐々木蔵之介さん、そして、内藤剛志さん、藤原季節さん、藤野涼子さんが登壇する舞台挨拶付き完成披露上映です。ぜひこの機会にご鑑賞ください!

★4月5日(日)
【会場】 新宿ピカデリー(東京都新宿区新宿3丁目15番15号)
【時間】 15:40の回(上映後舞台挨拶)
【登壇者】 佐々木蔵之介、内藤剛志、藤原季節、藤野涼子
※登壇者は予定なく変更となる場合があります。ご了承ください。

<チケット購入方法>
劇場にて販売いたします。発売日時は下記をご確認ください。
○WEB:3月28日(土)0時~<=3月27日 金 24時~>
○窓口:3月28日(土)劇場オープン時より販売(残席がある場合のみ)
【新宿ピカデリー ホームページ】https://www.smt-cinema.com/site/shinjuku/index.html

<料金>
特別興行 2,100円
※ムビチケ・各種割引・招待券・株主券はご使用頂けません。

チケット購入に関するお問合わせは劇場までお願い致します。
新宿ピカデリー電話番号:050-6861-3011

≪チケットに関する注意事項≫
※特別興行の為、各種割引、ムビチケカード他、前売鑑賞券・各種招待券・株主券は、ご使用いただけません。
※チケット購入後の変更・払い戻しはいたしかねます。予めご了承ください。
※チケットご購入に際しては下記、注意事項をご確認の上ご購入ください。

<注意事項>
※2歳以下入場不可、3歳以上はチケットのご購入が必要となります。
※本イベントは、天候やその他本イベント事務局の判断により、舞台挨拶の開催中止や、登壇者・スケジュール等の内容が予告なく変更になる場合がございます。その場合も、交通費や宿泊費等の補償はいたしません。また、映画上映が行われる場合はチケットの変更や払い戻しもできませんので、予めご了承ください。
※不正転売禁止法違反に該当しますので、転売目的でのご購入は、固くお断りいたします。
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5月8日(金)全国公開決定!
佐々木蔵之介さん、内藤剛志さん、藤原季節さんからコメント到着!
緒方明監督からのコメントもご紹介

佐々木蔵之介:大倉太吉役
『人生は短し、術の道は長し』
古代ギリシャ、医学の父 ヒポクラテスが遺した言葉だそうです。
大森一樹監督が映画に込めた想いを、未来に遺した祈りを、時を経て同志の先輩や若者たちと、縁の京都で撮りました。
私演じる太吉は幕末の激動の時代の中で、剛く真っ直ぐ、そしておおらかに!
すべてのいのち愛しむ、人間くさい優しいお医者さんです。
彼を取り巻く型破りで愛すべく人たちの、命懸けの願いと人生の可笑しみを、一緒に楽しんで頂ければ幸いです。
劇場でお待ちしております。
藤原季節:相良新左役
映画が始まった瞬間からワクワクの止まらぬ展開に、自分の出演も忘れ圧倒的に"観客"にさせられてしまい、まるで少年に戻ったようにキラキラした目で『幕末ヒポクラテスたち』を観ていました。ふと「自分がこの映画に登場するのか?」と思い出した頃には緊張で手汗が止まりませんでした。憧れの東映京都で高倉健さんの写真に見つめられながらヤクザ者を演じられた時間は夢のようでした。

今、若い世代には「邦画を革新しよう」という大きなうねりがありますが、変わることのない、受け継がれるべき魂も日本映画にはあるんだという、もう一つの真実を教えていただいたような気がします。緒方明監督が現場で見ていた景色を、スクリーンを通して見ることができて感動しています。
内藤剛志:荒川玄斎役
『内藤、映画撮るで、京都来い!』
バイト先にかかってきた大森一樹監督からの一本の電話。
そこからすべてが始まった。

演じて、飲んで、演じて、ちょっと喧嘩して、笑って、また飲んで、演じて……。
そして70歳になり、大森監督の思いを一身に引き受けた緒方明監督のもと、
また演じて、走って、大笑いして、少し考え込んで、また演じて……。
アオハルの日々を過ごさせてもらった。

二つの現場に共通していたのは、「変化するとはどういうことか」を考え続けていたことだった。
それぞれの時代の流れの中で、医師になることの意味や人の命、生きることとは何かに向き合いながら、
簡単には答えの出ない大きなうねりの中へと飛び込み、
時に流され、時に抗い、それでも勇気を持って泳ぎ続ける人々の姿を、
スタッフ・キャスト全員の力で形にしていったように思う。

『ヒポクラテスたち』(1980)
『幕末ヒポクラテスたち』(2026)
そして『未来ヒポクラテスたち』(20XX)は、いつですか?

監督!
映画化が決定したら、また必ず電話をください。
楽しみに待っています。
緒方明監督
私にとって大森一樹は師であり、兄貴であり、大学で映画を教える講師仲間であり、映画を肴に痛飲する友人だった。そんな大森さんが還らぬ人となったのはコロナの猛威がほんの少し落ち着いたかに見えた2022年の秋。私はただただ呆然とするしかなく深い喪失感に包まれた。

そして、大森一樹は巨大な宿題を遺していった。『幕末ヒポクラテスたち』と題された一冊の脚本。西岡琢也さんと作り上げたそのホン。生前下北沢の飲み屋で「これが俺の遺作やな!」とよく語っていた企画だった。その映画を完成させないか?森重プロデューサーから話があった。私は震えた。とんでもない「置き土産」だった。世の中には「断れない依頼」というものが存在する。大森さんの不在をなかなか受け止められない私は大森さんの遺作になるはずだった作品を監督することにした。

この歳になって初めてのことばかりだった。初めての時代劇。初めての京都太秦撮影所。スタッフルームには大森さんのニッコリ笑った写真を置き毎朝手を合わせてから現場に向かった。

頼もしい東京、京都混成チームのスタッフや豊かな俳優陣と共に濃密で幸福な時間が流れ作品は完成した。映画は暗闇で観るもの。でも映画を作る私たちはいつだって「暗くなるまで待てない!」でいる。