【敬称略・50音順】
一方的に定義された「美」に押し込められ、過小評価され続けたデミ・ムーアによるハリウッドへの逆襲が幕を開ける。このままルッキズムもエイジズムも、全部ぶち壊してくれ!
エリザベスの美への執念に慄き、 後半から脳裏をよぎる恐ろしい予感。 そしてその予感を上回るおぞましいラスト!
裸も血も勢いも、あまりの景気の良さに爆笑しながら、なぜだか涙も止まらなくて。 若さや美しさへの執着を、その狂気を、誰が他人事にできるだろう。 押し付けられる評価軸にぼろぼろに傷つけられた心の共鳴が止まらない。 いいぞ、もっとやれ。
キューブリック、デ・パルマ、クローネンバーグなどなど。 名作のオマージュをここまで過剰にぶち込むと破綻しそうなものだが、 『サブスタンス』は最初から最後まで100%の精度で監督の狙い通りにキマっていく。 この作品の唯一の欠点は、完璧すぎるところだ。
傑作。あまりに面白い。あまりに狂っている。 彼女に向けられた無数の眼差し。居心地の悪さが、こびりつく。
愛されないのは死ぬよりいやだ。 彼女のこと笑えない。 リアルだってもう狂ってる。
そこまでやる?の先の、 更にその先にまで行かれたとき、 不思議と笑いが込み上げてきた。
はい、グロ注意報発令…! ここにあるのは想像の何百倍もの熱演をみせるデミ・ムーアの覚悟と、 「終わるタイミングなくした?」と錯覚するほど執拗に畳みかけてくる監督の、鬼気迫るほどの執念だ! 肉体がモノ化する怪異を前に、イヤでも「精神と肉体の関係」を考えずにはいられない…。 強烈なルッキズムへのアンチテーゼを皮肉たっぷりに描く、これぞ名作ホラーの〝悪魔合体的〟怪作だ!!
ヒッチコック、キューブリック、クローネンバーグ、カーペンターなどの細胞である“THE SUBSTANCE”実体をも吸収、分裂、同化、増殖した映画ファンには堪らない、唯一無二の天才監督コラリー・ファルジャにしか産み落とせない映画の傑作実態。
新しいジャンルの映画を観た気がした。スリラーでもあり、スプラッタホラーでもあり、サスペンスでもあり、そして悲劇で喜劇だ。映像、編集、音楽がとにかく格好いいんだけど、その効果により胸がゾワゾワする。何か嫌なことが起こりそうな雰囲気がずっと漂っている。そしてあのデミームーアが『ここまでやるか』というほどの熱演&怪演。マーガレットクアリーも負けじ劣らず熱演。そしてラストは良い意味で滅茶苦茶だ。大好きな映画だったけど、きっともう一回観たらもっと好きになりそうな映画でした。
ありえないほど過激で、どうしようもなく真実。 これこそ我々が生きる世界…ルッキズムの正体。 身体が二つに割けるくらいの痛みと引き換えに 傷ついた心を解放し、救済し、復讐してくれる。
覚悟も価値も――この映画は老いない。永遠に。
ルッキズムへの憎悪と、自らの老いへの嫌悪。おじさんの僕もその矛盾する感情に苦しんでいますが、この映画は、その両者を徹底的にぶち壊す。スタイリッシュなホラーかと思いきや、ラストは目も開けていられない衝撃のカタストロフ。しかし不思議な爽快感も感じます。容姿へのモヤモヤを焼き払ってくれる問題作です。
エンドロールが終わった後の、 晴れ晴れとした爽快感たるや! とにもかくにも、 “全クィア必見”の傑作です。
皆さん。 女性は怒ってます。 もう限界なんです。 そんな女性の行き場のない怒りを、そして若さへの執着を、こんなにホラーに、そしてユーモラスに描くなんて。 正直初めての体験過ぎて、コメントが上手く思いつきません…
アートとエンターテイメント メジャーとインディペンデント あらゆる境界を破壊し、 不条理も固定観念も同調圧力も全て破壊し、 鬱屈の時代を終わらせにきた 革命の映画。
生成AIに代替可能な“美”の価値体系に対する、人間からの捨て身の反撃。これが『サブスタンス』という爆裂映画の涙が出るほどの尊さだ。
“最高っ‼︎‼︎” としか言いようがない。 作り手たちの覚悟が全編に渡って埋め尽くされ、毎秒タコ殴りされてるような 状態で、めちゃくちゃ気持ち良かったです。とにかく何もかもが最高でした。 こんな(?)映画を作ってくれて本当にありがとう〜‼︎‼︎‼︎
ねえ!!笑ってドン引いてぽっかり空いた口が塞がらないままラストになんか変な涙出た!あなたが大好きで大切だよって抱きしめたあと、やっぱり無理って投げ捨てるんだけど、また戻ってつまんで拾い上げたくなるような映画。つまり最低で最高ってことだからみんな見て☆★☆★☆
COMMENT
【敬称略・50音順】
一方的に定義された「美」に押し込められ、過小評価され続けたデミ・ムーアによるハリウッドへの逆襲が幕を開ける。このままルッキズムもエイジズムも、全部ぶち壊してくれ!
ISO ライターエリザベスの美への執念に慄き、
伊藤潤二 漫画家後半から脳裏をよぎる恐ろしい予感。
そしてその予感を上回るおぞましいラスト!
裸も血も勢いも、あまりの景気の良さに爆笑しながら、なぜだか涙も止まらなくて。
宇垣美里 フリーアナウンサー・俳優若さや美しさへの執着を、その狂気を、誰が他人事にできるだろう。
押し付けられる評価軸にぼろぼろに傷つけられた心の共鳴が止まらない。
いいぞ、もっとやれ。
キューブリック、デ・パルマ、クローネンバーグなどなど。
宇野維正 映画ジャーナリスト名作のオマージュをここまで過剰にぶち込むと破綻しそうなものだが、
『サブスタンス』は最初から最後まで100%の精度で監督の狙い通りにキマっていく。
この作品の唯一の欠点は、完璧すぎるところだ。
傑作。あまりに面白い。あまりに狂っている。
大森時生 テレビ東京 プロデューサー彼女に向けられた無数の眼差し。居心地の悪さが、こびりつく。
愛されないのは死ぬよりいやだ。
河合優実 俳優彼女のこと笑えない。
リアルだってもう狂ってる。
そこまでやる?の先の、
川村元気 フィルムメーカー・小説家更にその先にまで行かれたとき、
不思議と笑いが込み上げてきた。
はい、グロ注意報発令…!
こがけん お笑い芸人ここにあるのは想像の何百倍もの熱演をみせるデミ・ムーアの覚悟と、
「終わるタイミングなくした?」と錯覚するほど執拗に畳みかけてくる監督の、鬼気迫るほどの執念だ!
肉体がモノ化する怪異を前に、イヤでも「精神と肉体の関係」を考えずにはいられない…。
強烈なルッキズムへのアンチテーゼを皮肉たっぷりに描く、これぞ名作ホラーの〝悪魔合体的〟怪作だ!!
ヒッチコック、キューブリック、クローネンバーグ、カーペンターなどの細胞である
小島秀夫 ゲームクリエイター“THE SUBSTANCE”をも吸収、分裂、同化、増殖した映画ファンには堪らない、唯一無二の天才監督コラリー・ファルジャにしか産み落とせない映画の傑作。
新しいジャンルの映画を観た気がした。スリラーでもあり、スプラッタホラーでもあり、サスペンスでもあり、そして悲劇で喜劇だ。映像、編集、音楽がとにかく格好いいんだけど、その効果により胸がゾワゾワする。何か嫌なことが起こりそうな雰囲気がずっと漂っている。そしてあのデミームーアが『ここまでやるか』というほどの熱演&怪演。マーガレットクアリーも負けじ劣らず熱演。そしてラストは良い意味で滅茶苦茶だ。大好きな映画だったけど、きっともう一回観たらもっと好きになりそうな映画でした。
品川ヒロシ 映画監督ありえないほど過激で、どうしようもなく真実。
これこそ我々が生きる世界…ルッキズムの正体。
身体が二つに割けるくらいの痛みと引き換えに
傷ついた心を解放し、救済し、復讐してくれる。
覚悟も価値も――この映画は老いない。永遠に。
SYO 物書きルッキズムへの憎悪と、自らの老いへの嫌悪。おじさんの僕もその矛盾する感情に苦しんでいますが、この映画は、その両者を徹底的にぶち壊す。スタイリッシュなホラーかと思いきや、ラストは目も開けていられない衝撃のカタストロフ。しかし不思議な爽快感も感じます。容姿へのモヤモヤを焼き払ってくれる問題作です。
武田真一 フリーアナウンサーエンドロールが終わった後の、
ドリアン・ロロブリジーダ ドラァグクイーン晴れ晴れとした爽快感たるや!
とにもかくにも、
“全クィア必見”の傑作です。
皆さん。
長谷川京子 俳優女性は怒ってます。
もう限界なんです。
そんな女性の行き場のない怒りを、そして若さへの執着を、こんなにホラーに、そしてユーモラスに描くなんて。
正直初めての体験過ぎて、コメントが上手く思いつきません…
アートとエンターテイメント
林健太郎 NOTHING NEW / 映画プロデューサーメジャーとインディペンデント
あらゆる境界を破壊し、
不条理も固定観念も同調圧力も全て破壊し、
鬱屈の時代を終わらせにきた
革命の映画。
生成AIに代替可能な“美”の価値体系に対する、人間からの捨て身の反撃。これが『サブスタンス』という爆裂映画の涙が出るほどの尊さだ。
森直人 映画評論家“最高っ‼︎‼︎” としか言いようがない。
山下敦弘 映画監督作り手たちの覚悟が全編に渡って埋め尽くされ、毎秒タコ殴りされてるような
状態で、めちゃくちゃ気持ち良かったです。とにかく何もかもが最高でした。
こんな(?)映画を作ってくれて本当にありがとう〜‼︎‼︎‼︎
ねえ!!笑ってドン引いてぽっかり空いた口が塞がらないままラストになんか変な涙出た!あなたが大好きで大切だよって抱きしめたあと、やっぱり無理って投げ捨てるんだけど、また戻ってつまんで拾い上げたくなるような映画。つまり最低で最高ってことだからみんな見て☆★☆★☆
山中瑶子 映画監督